私にとって「勉強」は救いでした
子どもたちがまだ小さかった頃。朝は子ども達3人を起こして支度させて小学校・保育園に送り出してから仕事へ行き、フルタイムで働いて、帰っても休む暇なく食事、風呂、洗濯、子どもの寝かしつけで一日があっという間に終わってしまう日々。
子どもたちが寝静まってから大好きなアニメのDVDを観ることが唯一の楽しみだったけど、自分は成長しないまま、ただただ消耗して年をとってしまうのは嫌でした。
せめて自分も何か新しいことに挑戦しているという実感がほしくて、将来やりたい仕事に必要となる勉強に打ち込んでいました。
毎朝5時に起きて勉強するのは大変だったけど、私にとって今まで知らなかったことを勉強している時間は、大好きなアニメを観ている時と同じように、現実を忘れて自分の世界に没頭できる癒しの時間でもありました。
結果として、その時に勉強した資格のおかげで、子どもたちの手が離れてきたときに新しい仕事に挑戦することができ、より広い世界を知ることができたんです。
本来「勉強」とは自分の為にするものであって、他人に強制されるものではないはずです。私は自分が「勉強」によって救われた経験を持っているので、子どもたちにも勉強の楽しさを伝えてきました。
だから、どうか子どもたちには、「勉強」は嫌だけど我慢してやるものだという価値観を植えつけないでください。
2021年06月30日 10:00